第一章 初夜に乱れる新妻おっぱい
目の前で揺れるやわらかな乳房に、俺は生唾を飲み込んだ。
義姉に自分のちんこをしゃぶらせている兄貴たちと、一人だけ違う空間に放り出されてしまったかのようだ。
白い、肌が透けてしまいそうなほどに薄手の下着を身につけた新妻が、いやらしく体をくねらせながら、椅子に座る俺の目の前に座りこんだ。
「か、香苗……」
「ふふ……お義姉さんたちみたいにうまくできるかわかりませんけれど……あなたのことを気持ちよくできるように、頑張りますね」
ほっそりとした指が、そう言って俺の股間を撫でた。
ビンビンに勃起して、下着がテントを張るそれを愛おしげに撫でた妻は、桜色の爪で軽く布地を引っ掻く。
「ぉっ……」
「ぁんっ! あぁ……たくましい……あなたのおちんぽ、こんなにガチガチに勃起してる……ん、ちゅぅぅっ」
チュパッという音を立てて舌舐めずりをした香苗は、すかさず下着からペニスを取りだして、その先端にむしゃぶりついた。
プリプリの唇と、生ぬるい唾液の感触に、思わず背中がゾクゾクしてしまう。
「んふーっ、ふぅぅーっ……んぽっ、ぢゅ、んぶぅぅっっ」
「か、香苗っ……そ、そんな強くしゃぶったら……おおっ」
香苗はぬらぬらと唾液を絡ませた舌で、ちんこを形取るように舐めてくる。
肉棒の先端をヌラヌラと唾液で濡らした真っ赤な舌が、ゆっくり根元の方まで下りてくる――そして、根本までをゆっくり奉仕し終えた後は、ズッシリと重たくなった睾丸をキャンディのようにレロレロ舐め始めた。
「んちゅるるっ……ぁはぁっ、あ、ア、アキラさんのお汁……香苗のおフェラでおちんぽダラダラ涎垂らしてるぅ……」
「あぁっ……もっと、カリのところを指で擦ってくれ……裏筋も、香苗の指で気持ちよくしてくれよ……タマもちゃんと舐めるんだぞ」
「はい……特濃ザーメンぎっしり詰まったアキラさんのタマタマ、香苗のお口できれいにお掃除させていただきまふぅぅ……はむぅっ……ん、くちゅ、ちゅ、れろぉっ……」
そういうと、香苗は右手で俺のちんこを扱きながら、片方のタマをおいしそうにしゃぶり始めた。
隣では上の兄さんが、義姉さんを縛ってなにかしている――あっちはあっちで盛り上がっているようだ。
「はふっ、ふ、ふあぁぁっ……あつい……アキラさんのおちんぽ、ビンビンビクビクしてて熱いのぉ……」
「今からこれを、香苗のナカに挿れるんだぞ? 兄さんや義姉さんたちの前で、ラブラブ新婚セックス見せつけるんだろ?」
香苗の足の間からは、既にグチュグチュと発情しきった音が聞こえてくる。
下着が擦れて気持ちいいのか、彼女はゆるく腰を上下させながら、恍惚とした表情で俺に笑いかけた。
「セックス……ア、アキラさんとのエッチすきぃ……皆に見られちゃうの……アキラさんと新婚種付けセックス、受精エッチみんなに見られちゃうぅぅ……」
「そうだな。俺のちんぽでヨガってイキまくる香苗の可愛いところ、兄さんたちにも見せてやろうな――」
手指と舌で健気に奉仕を続ける香苗の頭を、そっと撫でてやる。
ぢゅぶぢゅぶと卑猥な音を立ててタマを舐めしゃぶっていた香苗は、これ以上ないほど幸せといった表情で俺に笑いかけてきた。
◆ ◆ ◆
俺は、ふわふわのおっぱいが好きだ。
適度に張りがあって、形もよくて、無論大きくて揉みごたえのある――そんなおっぱいが、大好きだ。
「お前……そんなことばっかり言ってるからいつまで経っても結婚できないんだぞ」
「ゆ、夢は見たっていいだろ! 第一、サトル兄さんのところだって、若菜義姉さんは巨乳だし……コウスケ兄さんのところも、玲子義姉さんはおっぱいも足もムチムチじゃないか」
社長室と書かれた看板の奥で、こんな下世話な会話が繰り広げられていることを社員が知ったら多分俺は明日から女子社員の目の敵にされてしまう。
汐田グループ――国内有数の製造グループのCEOである兄貴は、忙しいだろうに暇を見つけては弟の俺をからかいにやってくる。
「若菜は胸がデカいだけじゃないぞ」
「わ、悪かったよ……人の奥さんそういう目で見てて……」
「何言ってんだ。若菜はな、パイズリもフェラも天下一品だ。素人童貞のお前には刺激が強すぎるかもしれんな」
そう言って豪快に笑うサトル兄さんに、俺はぐぬぬ……と歯噛みすることしかできない。
なんたってうちのヒエラルキーは絶対的な年功序列で成り立っているのだ。
グループ総帥であるクソ親父とは仲が悪いが、二人の兄貴に俺は逆らわない。それぞれグループ企業の社長を務めているので、兄弟同士無駄に争うのはよくないとお互いわかっている。
「でもなぁアキラ、お前本気でそろそろ結婚考えた方がいいぞ。そうでなくてもあの親父が最近なにかと口出してきてるんだ。お前も嫁さんもらって、会社の業績上げておかないと経営権ぶんどられるぞ」
「親父なぁ……とっとと愛人のところで隠居してくれりゃよかったのに。そうしたら本家の義母さんもさぞかしホッとするだろうにさ」
俺はそう言って肩を竦め、テーブルの上に乗せられている書類に目を落とした。
汐田グループは大まかに、総帥のクソ親父、本社CEOのサトル兄さん、グループの顧問弁護士団を率いているコウスケ兄さん、そして傘下の企業を任されている俺の部門に分れている。
親父は3年前に引退して、京都の愛人さんのところに入り浸っていると思ってたんだが……なぜか最近、サトル兄さんのところに顔を出すようになったらしい。
「ウチの若菜を気持ち悪い目で見やがって……これでコウスケのところの玲子さんに会ったら、それこそ取って食われるかもしれない」
「またまた……親父はコウスケ兄さんが怖いからね、あの家にだけはいかないよ。……ってなると、次はウチか……」
ウチの家の事情というか、汐田家の三兄弟のなかでは俺だけ母親が違う。
けれど本家の義母さんにはとてもお世話になったし、産みの親が死んでからは俺のことを本当の子供のように可愛がってくれた。そんな義母さんを悲しませる親父は、やっぱりどうやっても好きになれそうにない。
「親父、アレで古いタイプだからな。結婚しなきゃ一人前なんて認めてもらえないぞ」
「って言ってもね、兄さん……相手がいたら苦労しないんだよなぁ……もう三十になっちまうよ」
汐田アキラ、二十九歳独身。
悲しいことに素人童貞だ。大学までをエスカレーターで進学して学生結婚した兄さんたちとは違う。顔もさほど悪くはないと思うのだが、いかんせん、女の子を目の前にすると喋ることができなくなってしまう。
「……紹介してやろうか?」
「え?」
「お前、おっぱいが好きなんだろ? いい子がいるんだ。若菜の親戚筋の子なんだけどな……」
そう言って兄さんは、ニヤニヤした笑いを浮かべた。
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