大陸のほぼ半分の面積を支配する、大国カロデーニャ王国。
その中でも、戦火の激しい北方砦を任されている男には、優秀な秘書官がついていた。
「アグレス指揮官。これで本日の執務は終了です。お疲れ様でございました」
「ああ、マリィ……お疲れ。中央からの書類は全て捌けたようだな。これで元帥閣下に嫌味を言われることもないだろう」
苛烈将アグレス……2m近い巨躯をデスクの前で丸めた、王国きっての指揮官は、書類の束を片付ける秘書官を労うと、やや髭の生えた顎をジョリ……と撫でた。
アグレスの指揮官であるマリィ――マリィベル・ツェルフニカは、軍閥貴族たちの中でも策謀に秀でたツェルフニカ伯爵家の出身だ。
控えめな大きさの胸に、ぷりんと引き締まった尻。そしてやや気の強そうなつり目がちの瞳は、この北方砦でも充分に目を引く。
もちろん、名門ツェルフニカ家の出身ということもあり、秘書官としての彼女の才覚は素晴らしかった。やや力押しの気があるアグレスとは、対立をすることがあっても互いに信頼し合っている仲だ。
「……マリィ? どうしたんだ。 今日はもう遅いぞ。明日はツェルフニカ伯爵閣下がいらっしゃる。お前ももう寝ろ」
「お父様が……えぇ、そうですわね。でも、その……指揮官? 少し、お疲れではなくて……?」
濃い色の口紅を引いたマリィの唇が、ややもったいぶって開かれる。
巨体を揺らしてソファへ座り、ほぐすように体を伸ばしたアグレスは、またかと顎を掻いた。
「マリィ、また我慢できなくなっちまったのか? 仕方ねぇヤツだな――」
アグレスの言葉に、マリィは体をもじもじさせて床に跪いた。
ともすれば冷たさを感じさせるアイスブルーの瞳が、熱っぽくアグレスを見上げていた。
「だ、だって……このところ、指揮官はずっとお忙しくて――」
「そりゃ中央からお前の親父さんが来るからだろうが……まあいいや、ちょっとこっち来いや、マリィ」
普段の、冷静で低い声とは別の――完全な下町訛りを見せるアグレスへ、マリィはパッと顔を輝かせた。
冷徹無比と名高い美人補佐官は、頭二つ分違うアグレスの前に跪くと、ぽーっと蕩けた表情で彼を見上げてくる。
「一回だけだぞ。……ほら、いつもの言ってみろ」
「は、はい――わ、わたくしマリィベル・ツェルフニカは……」
マリィの声は、既に歓喜に弾んでいる。
そして彼女の眼前には、あろうことかアグレスのペニス――その巨躯にふさわしい極太の肉竿が、服の下ではち切れんばかりに主張している。
実のところ、この数日は忙しく、アグレス自身も性欲処理をしている時間すらなかった。
「ほら、どうしたマリィ」
「ご、ごめんなさい……わたくし、マリィベル・ツェルフニカは、お――王国の雄、黒鷲騎士団団長である、苛烈将アグレス様の――」
ふるふると小さく震えながら、いつもの口上を口にしたマリィだったが、その目は完全に屹立したペニスに釘付けになっていた。
「アグレス様の、ア、
アナル奴隷として……今夜も、誠心誠意ご奉仕させていただきますわ……ああっ……」
口上を述べ終えると、マリィはがっつくようにズボンからアグレスのペニスを取り出した。
ブルルンッと布の中から飛び出してきた肉棒に、マリィはうっとりと頬ずりをする。
「嗚呼……アグレス指揮官のおちんぽぉ……っ! 汗臭くてっ……おちんぽチーズいーっぱい……」
「うるせぇよ……それよかお前の口まんこで、早いとこ掃除してくれ」
アグレスは溜息交じりにそういうが、内心ではマリィの奉仕を心待ちにしていた。
彼女が北方砦にやってくるまでは、娼婦をとっかえひっかえしていた彼だったが――このマリィベルが赴任し、彼の専用
アナル奴隷になったあとは、他の女にはこれといった魅力を感じなくなってしまった。
気の強い、それも有力貴族の子女を堕とす――元から淫乱の気配があったマリィではあったが、その調教過程はアグレスにとって非常に楽しみなものだった。
男としても、
軍人としても、難攻不落の要塞を落とす時の昂揚感は金銀にも代えがたい。
「はぁい……それでは、お、お掃除させていただきますわね……はむぅっ――」
言うなり、マリィはアグレスの陰茎をぱくりとくわえこんだ。
だが、元々規格外の大きさを誇る苛烈将の肉棒は、全てを口内に収めることはできない。
マリィは咥えきれない部分を指先で扱きながら、舌先でれろれろと先端を舐め回す。
「んちゅぶっ……ちゅるっ……んっ、んむむぅ……んほぉっ……!」
まずは掃除するように先端を舐め回し、それから歯磨きをするように陰茎の半分ほどを咥えなおした。
すると、歯列の僅かな刺激でペニスがビクビクと震えだす。
「おっ……ほぉ……? いいぞマリィ。もっと奥まで咥えこめ」
「ふぁぁい……んぐっ、ごぉぉっ……んぼっ、ぢゅっんぐ」
唾液を絡ませてジュボジュボと喉奥まで肉棒を迎え入れた喉は、とても狭い。
ともすればそのまま射精しそうになってしまうのをぐっと堪えて、アグレスはマリィの奉仕に身を任せていた。
「んぐぐっ……ご……っ、はぁぁっ……はぁい、綺麗になりましたわ……!」
何度かえずきながら、マリィは長太いペニスを咽頭から引き抜いた。
射精しないまま、刺激だけを咥えられた猛々しい肉棒は、赤黒く怒張し暴発寸前だった。
「すごぉい――指揮官のおちんぽ様、ビクンビクンしていらっしゃいますわね……」
「あ、いかわらずだなぁ。マリィの喉まんこは、どれだけデケェブツでも飲み込んじまう。お前、やっぱり娼婦の才能あるぜ」
普段は厳しい声で部下を叱責し、時に冷徹な作戦を下すぽってりとした唇は、既に涎と先走りでドロドロだった。
それをやや不満げに尖らせて、マリィはアグレスを睨みつける。
「な、なにをおっしゃいますの! わたくしはツェルフニカの娘。貴族として、
軍人としてこの国を支えるのがわたくしの使命……しょ、娼婦だなんて……!」
「おーおー、悪かったなマリィちゃん。お詫びにたっぷり可愛がってやるから、おら、ケツ出せ」
なおもキャンキャンと吠えそうなマリィに気のない返事を返しながら、アグレスは立ち上がって制服を脱ぎ捨てた彼女の、ぷっくりとした臀部をパンッと叩いた。
無論、そこまで力を入れつもりもないが、白雪のような彼女の臀部がほんのりと赤く色づく。
「あひぃぃっ!! おっ、お尻……い、たぁ……痛いぃぃ」
「悪い悪い、久々にマリィのケツ見たからなぁ、加減がわかんなかったんだわ」
「し、しかたがないお人、ですわね……あぁぁ……ほ、ほら、ご覧になってぇ」
白い裸体を折り曲げて、マリィは自らの尻肉をくにゅりと広げた。
尻孔はほんのりとピンク色で、アグレスがじっとそこを覗きこむだけで、物欲しげにひくついた。
「どれ、淫乱
アナル奴隷のマリィちゃんは、ケツ穴見られて悦んでんのかぁ……」
「そっ、そうよっ! そこはあなただけの場所だもの……あ、あなたがわたくしに、
アナル奴隷としての悦びを教えてくれたんじゃない……」
「……そうだったかね。まぁ、お前も素質があったからなぁ――どれ、久々の尻まんこ、楽しむとするか」
そう言って、アグレスはがっしりとマリィの尻を鷲掴みにした。
軟らかい尻肉をこじ開け、その窄まりに滾ったペニスの先端を突きつける。
「ぁぁ……っ!」
「いいかマリィ、力抜けよ――」
わずかにうわずったアグレスの声に、、マリィの体は喜悦に震えた。
つづく……
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