ぐぷぷっ……と、小さな尻孔に凶悪な大きさの肉棒が飲み込まれていく。
体が薄いマリィの場合、
アナルにアグレスを受け入れるとこんもりと腹部がふくれたように見えた。
「ふっっ……ぉぉぉおおぉお……ッ! んぎぃ……ッ! ぁっ、あぁぁ――アグレス様のっ! 指揮官のちんぽ入ってきたぁぁ……」
「相変わらずいいケツだなマリィ……ッ! 締めすぎだバカ!」
狭い肉穴の中に、まるで楔のようなペニスが突き立てられた光景は、それだけで痛ましいものだ。
だが剛直を受け入れるマリィの表情は幸せそうに蕩けきり、歓喜のあまり目を剥いて、ダラダラと涎を垂らしてしまっている。
「ンだよ――誇り高きツェルフニカの女
軍人が、ケツにちんぽ入れられただけでアヘってんなよな」
「ア、アヘってなどおりません! で、ですが……ほぉぉぉっ……! おっお尻っ!! お尻熱くてぇっ!!」
アグレスの声に、一瞬マリィの目に理性の光が宿った。
だが、ゆっくりと腰を動かされると、鋭い眼光もたちまちに蕩け、マリィは背後からアグレスに貫かれたまま何度も体を揺らされる。
「ひぎぃぃ……! ちんぽっ! 指揮官の極太ちんぽ様すごいぃぃぃっ……! おっ、ぉぉっ……う、動かされるだけでっ! おなか、ひっ、引っ張られりゅぅぅ」
「死にやしねぇから安心しろや。――っし、マリィこっち向け。舌出してみろ」
「は、はい……んぢゅっ、んぶぅ――んんんっ」
体をねじり、アグレスと濃厚なキスを交わしながら、マリィの体はガクガクと揺さぶられる。
菊座を貫く肉棒が出し入れされる度に、控えめに主張する彼女の乳房も、ささやかながらふるりと揺れた。
「んちゅっ、んん、むぅぅ――んはぁっ……! ぁっ、アグレス様っ……胸はっ! 胸はやめてぇ……!」
「あー? なんでだよ。むしろ前より感度良くなってて、良い具合だぜ。マリィちゃんよ」
「んはぁっ! ぁっ、あぁんっ! いやっ、いやなの……!」
ズコズコと激しく肉竿を出し入れされながら、マリィはイヤイヤと首を何度も横に振った。
確かに彼女の胸は、アグレスが呼び寄せていた娼婦達に比べるといささか、いやかなり小さい。
アグレスの大きな手のひらにすっぽり収まってしまうそれは、だが毎度彼が触れることにより更に敏感な性感帯へと変化していった。
「わ、わたくしの胸は……他の女人よりずっと……その……」
「小さいってか? ンなことわかりきってるじゃねぇか」
「ですがぁっ……わたくし……わたくしはァッ」
「そこも可愛いんじゃねぇの? ほら、ケツが緩んでんぞマリィ」
パンッと、軽快な音を立てて、またマリィの尻が叩かれる。
赤くなった尻を乱暴に揉みしだきながらピストンを再開させるアグレスに、マリィは背を反らせて快楽を享受していた。
「んひぃぃぃ……も、申し訳ありません……ぎゅ、ぎゅーってさせていただきますねぇ……!」
ふぬっ、と可愛らしいかけ声と共に、尻孔がきゅうぅぅ……と絞られる。
すると、それまでふんわりとペニスを包み込んでいた柔肉が収縮し、更に締めつけが強くなった。
「やればできるじゃねぇか」
「ありがとうございますぅぅぅ……! あ、あの、指揮官……アグレス指揮官に、お願いがあるのですが」
「お願い? なんだ」
「あっ……明日の晩餐会――中央からお父様がいらっしゃったら、わたくしはきっと連れ戻されてしまいますわ」
マリィの発した言葉に、アグレスは眉根を寄せた。
既に妙齢――貴族令嬢としては嫁き遅れになってしまった娘を心配して、明日中央から彼女の父であるツェルフニカ伯爵が視察にやってくる。
軍閥の中でも中枢を担う伯爵に娘を返せと言われれば、いくら苛烈将と名高いアグレスとて応じざるを得なくなる。
この数年、上司と部下、あるいはそれ以上の関係として過ごしていた2人の時間は、簡単に崩壊するのだ。
「……仕方ねぇだろうが。お前の親父さんだって、お前さんにゃ人並みに女としての幸せをだな――」
「か、顔も知らない殿方に嫁いで、ただ子を産むのがわたくしの幸せなのですか……?」
泣きそうな声で――マリィは悲痛な言葉を口にした。
マリィはこれまで、部下が目の前で殺されようと、仲の良いメイドが陵辱の上に晒し者にされようと、涙は流さなかった女だ。
その分部屋で一人悲しみにうちひしがれていることはあったが――少なくとも、アグレス本人の前で泣き言を口にするなんて、およそ初めてのことだった。
「おい、マリィ」
「わたくしは、み、自らの志願でこの北方砦にやってきましたわ。全てはアグレス様、あなたの御為……わ、わたくしは――見知らぬ貴族の男などに嫁ぐより、ずっと……」
アイスブルーの瞳から涙をボロボロと零しながら愛を語るマリィに、アグレスは呆気にとられて目を見開いた。
下町生まれで、後ろ盾もないままたたき上げの
軍人として成り上がってきたアグレスには、彼女のような生粋の貴族と番うことなどないと思っていたからだ。
だから、最初に彼女の
アナルを冒したときだって半分当てつけのつもりだった。手の届かない高嶺の花を、自分の色に染め上げる喜びすら感じていたのだ。
「ってぇと、マリィ、お前はオレを……」
「えぇ、えぇ、愛しております。お慕いしておりますわ……このように恥ずかしいところを、ア、
アナルを開発され、よがり狂うわたくしですが……」
マリィの中で、肉棒が更に質量を増した。
高貴で高潔なマリィベル――いつか手放さなければならないと思っていた彼女が、まさかアグレスを愛しているなどと言うとは思わなかった。
「どうか――どうかマリィベルをアグレス様のお嫁さんにして……! お嫁さんがだめなら、一生あなたの
アナル専用肉便器で構いませんから……!」
「はは……マリィ、さすがに肉便器にしとくにゃもったいないぜ、お前」
「っぁああんっ!」
どちゅぅぅっ! と、マリィの尻をがっしり掴んだアグレスは、その太い幹の根元までを挿し込んだ。
その衝撃で目を見開き、ガクガクと顎を震わせるマリィだったが、表情はこの上なく幸せそうなものだった。
「ほっ、ぉぉ、おぉぉん……! ぉっ、ほぉぉ……ッ、アグレス様のっ! アグレス様のおちんぽ凄いっ!!! 内臓壊れちゃうっ! お尻の孔おかしくなっちゃうぅぅぅんっっっ!!!」
「まさかっ! マリィ、お前さんがそんなこと言ってくれるとはな――本当なら、このまままんこに突っ込んじまいてぇが……」
「いいっ! いいですわっ!! マリィをお嫁さんにしてくれるなら、お、おまんこでもどこでもっっっ!! お好きに使ってぇっ!! マリィのこと、指揮官ちんぽでザー汁まみれにしてくださぁぃ……!!」
普段の冷たい美しさはどこへやら、背後から突かれ、がに股でかろうじて立っているような状態のマリィを抱きしめると、もう一度彼女のぷっくりとした唇に吸い付いた。
「んちゅぅぅぅっ……! んはっ、ちゅるっ、ちゅぅぅ……」
「っ――前はまだだ。正式に婚姻が認められるまでは、
アナルで楽しもうぜ」
そう言って、抽送の速度を上げはじめた。
マリィは喜びに体を震わせながら、目に涙を浮かべて頭を振る。
「っっんぁんっ! うれしい……! わたくしが、アグレス指揮官のお嫁さん――夢じゃないのね……!」
「こんだけヤッといて夢もあったもんじゃ、ねぇだろっ……!」
パァンッ! と、三度尻が叩かれる。
広い手のひらで叩かれ、すっかり赤くなってしまった彼女の臀部はジンジンと痛んでいたが、今はその痛みですらマリィの官能に火を灯すだけのものになっている。
「ひんっ! じゃ、じゃあいっぱい……いーっぱい、わたくしのケツまんこで気持ちよくなってくださいましね、旦那様ぁっ!」
「いいぜ――新妻ケツまんこに種付けしてやるから……ッ!」
「いひぃっっっ……た、種付けしてくらさいっ! 指揮官のお精子様でっ! 新婚ラブラブザー汁どっぴゅんしてくださいましぃぃぃぃっ……」
「おおおぉぉ――イク、イクぞマリィ……! 新妻ケツまんこにこってりザーメン出すからなっ!」
まさしく獣のような雄叫びを上げたアグレスが、大量の欲望をマリィの尻孔に注ぎ込んだ。
射精を終え、萎えたペニスを――それでも、一般的な質量とはほど遠い大きさだ――孔から引き抜くと、ぶぴゅっと白い液体が逆流して彼女の肌を汚す。
「んはぁ……幸せ、ですわ……アグレスさまぁ……」
恍惚とした表情でそう呟いたマリィの頬を、アグレスはぎこちない手つきで撫でてやった。
そして一年後、北方砦から王都への帰還を許された苛烈将の傍らには、彼を支える人妻指揮官が立っていたという――。
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